更新日:2024年3月18日
間取りとは
『間取り』とは家の中の部屋の配置のことです。
今回は不動産広告にでてくる『間取り』建物の部屋の数や用途(機能)を数字とアルファベットを用いて表現しているものを中心に解説したいと思います。
1R、2DK、3LDKなど数字とアルファベットの組み合わせで示されています。最初にでてくる数字は居室(寝室)の数になり、アルファベットは以下のタイプに分かれます。
それぞれの間取りのタイプ
1Rから1SLDKまで詳しく解説していきます。
1Rとは
1Rはキッチンとリビングの間に仕切りがないワンルームタイプになります。キッチンが無い場合も。
1Kとは
1KのKはキッチンKitchenの略です。
居室とキッチンが分かれているタイプになります。
1DKとは
DKはダイニングキッチンの略です。ダイニングとは食堂を意味します。
一般的に1DKのDKは4.5帖以上が必要になります。
1LDKとは
LDKはリビングダイニングキッチンの略です。リビングとは居間を意味します。
一つの部屋にLDKのスペースがある間取りです。
一般的に1LDKのLDKは8帖以上が必要になります。
1SLDKとは
Sはサービスルームの略です。採光や通風などの点で建築基準法の基準を満たしていないため居室扱いできない部屋のことです。納戸(DEN)がこれにあたります。
間取り表記を表にまとめてみました
まとめ
「D」はダイニング、「L」はリビングを表す。DKはキッチンにテーブルを置いて食事ができる広さの部屋、LDKはDKよりも広く、ソファなどが置ける広さの部屋を指します。アルファベットの前の数字は、DKとLDKを除いた部屋数を表します。例えば、3LDKは「3部屋とリビングダイニングキッチン」の間取りを意味します。
ここで、気になるのがDKやLDKの広さになります。「不動産の表示に関する公正競争規約」によれば、「DK」は「台所と食堂の機能が一つの部屋に混在している部屋」を指し、「LDK」は「居間、台所、食堂の機能が一つの部屋に混在している部屋」を指します。したがって、例えば「ダイニング・リビング」が1つ、「キッチン」が独立して1つある場合、「LD・K」のように・を利用して表記をすることもあります。
DKとLDKの広さに明確な線引きはありませんが、それぞれの下限の目安として、居室(寝室)が1つの場合、DKは4.5帖そしてLDKは8帖、それぞれ、それ以上が必要となり、居室(寝室)が2つ以上の場合はDKは6帖そしてLDKは10帖以上が必要となります。
また、"3LDK+S "のように「+S」が使われることも多い。この「+S」はサービスルームのことで、採光がないため居室とはみなされないが、物置やフリースペースとして使える部屋があることを示しています。建築基準法では居室の定義として採光に必要な開口部(窓)が、床面積の1/7以上・換気に必要な開口部が床面積の1/20以上とされています。実際にはSの方が居室よりも明るいケースもありますので、3LDKや4LDKでお探しの場合はもしかしたら、2LDK+Sや3LDK+Sも候補に入れることで条件にあった物件が手に入るかもしれません。
また、このような文字列は、各部屋の相対的な位置関係や、どの部屋がどの方角を向いているか、図面にはUBと記載してある場合もありますが「浴室」や「便所」などの部屋があるかどうかには言及せず、主要な部屋の存在だけを示します。特に性能向上リノベーションを行う際は間取りも変わってしまいますので、間取りよりも面積で検討することをおススメします。間取りはあくまで目安として扱いましょう。
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著者情報
宅地建物取引士 刈田 知彰
(かりた ともあき)
ハイウィルでは主に不動産の仲介をさせて頂いております。刈田です。
私が不動産業界に飛び込んでから早16年が過ぎました。最初に入社した会社は新築マンション・新築戸建ての企画・開発・販売までを行う会社でした。そこで新築マンションや新築戸建てのノウハウを学び営業してきました。当時の私は何の考えもなしに、中古は「保証もないし」「リスクが高い」と中古のデメリットのみを説明する営業ばかりをしてきました。あるとき自分の間違えを受け入れ、これからの日本は新築が脚光を浴びるのではなく中古流通×性能向上リノベーションが日本の住宅市場のスタンダードになっていくと確信し、現在は中古流通×性能向上リノベーションをメインに物件のご紹介をさせて頂くようになりました。
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