2025.09.10
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【プロが解説】東京で本当に交通利便性が高い街ランキングTOP5!通勤・通学に便利な最強エリアはここだ

最近、東京での生活を考えている方の中には、「どの街が交通利便性が高いのだろう?」と悩んでいる方も多いでしょう。

特に通勤や通学の時間を少しでも短縮し、プライベートを充実させたいと考える方にとって、交通アクセスの良さは街選びの最重要項目です。

本記事では、数多くの物件をご案内してきた不動産仲介のプロの視点から、東京の中で本当に交通利便性が高い街をランキング形式でご紹介します。ランキングの結果と各街の詳しい解説を読めば、あなたの理想の街がきっと見つかるはずです。

この記事では、東京での新生活を考えている方に向けて、

  • データで見る!東京の交通利便性が高い街ランキング

  • 各街の具体的な特徴とリアルな魅力

  • 後悔しないための交通アクセス確認のポイント

上記について、家賃相場や街の雰囲気といったリアルな情報を交えながら、徹底的に解説します。あなたの東京での生活をより快適にするための情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

 

1.そもそも「交通利便性が高い街」とは?

東京における「交通利便性が高い街」とは、単に駅が近いということだけではありません。以下の3つの要素を高いレベルで満たしている街を指します。

  1. 利用可能な路線数が多い: JR、地下鉄、私鉄など、複数の路線が乗り入れていることで、行き先に応じて最適なルートを選べ、遅延などのトラブル時にも代替経路を確保しやすくなります。

  2. 主要なビジネス街・商業地へのアクセスが良い: 東京駅、新宿駅、渋谷駅といった主要ターミナル駅へ、乗り換えなし、または少ない乗り換えで短時間でアクセスできることは、通勤・通学の快適さに直結します。

  3. 多様な交通手段が利用できる: 鉄道だけでなく、バス路線網の充実度や、新幹線・空港へのアクセスの良さも、出張や旅行の多い方にとっては重要なポイントです。

これらの要素を満たす街は、日々の移動時間を大幅に削減し、その分、趣味や休息、家族との時間など、生活の質を高めるための貴重な時間を生み出してくれます。

2.【2025年版】交通利便性が高い東京の街ランキング

それでは、プロの視点で厳選した「交通利便性が高い東京の街ランキング」を発表します。今回は、**「乗り入れ路線数」「都内主要駅へのアクセス時間」「新幹線・空港へのアクセス性」**を総合的に評価し、順位を決定しました。

順位 駅名(区) 乗り入れ路線数 特徴 ワンルーム/1K家賃相場
1位 新宿(新宿区) 12路線以上 世界一のターミナル駅。どこへ行くにもアクセス抜群。 10.5万円
2位 渋谷(渋谷区) 9路線 副都心線・東横線の相互乗り入れで利便性がさらに向上。 11.8万円
3位 池袋(豊島区) 8路線 埼玉方面へのアクセスも良好。商業施設が充実。 9.5万円
4位 東京(千代田区) 15路線以上 日本の玄関口。新幹線利用が多いビジネスパーソンに最適。 13.0万円
5位 品川(港区) 7路線 羽田空港へのアクセス最速。リニア開通で将来性も◎。 11.5万円

※家賃相場は2025年9月時点の目安です。

 

1位:新宿(新宿区)- 全方位に死角なし!不動の王者

世界一の乗降客数を誇る新宿駅は、まさに東京の交通網の心臓部。JR各線、京王線、小田急線、東京メトロ、都営地下鉄と、合計12以上の路線が集中し、都内のどこへ行くにも、そして日本全国へもスムーズなアクセスが可能です。

  • 交通アクセスのポイント:

    • JR: 山手線、中央線、総武線、埼京線、湘南新宿ラインなど

    • 私鉄: 京王線、小田急線

    • 地下鉄: 東京メトロ丸ノ内線、都営新宿線、都営大江戸線

    • バスタ新宿からは全国各地への高速バスが発着。出張や帰省にも非常に便利です。

  • 街の魅力と注意点: 駅周辺には伊勢丹、高島屋といった百貨店から、最新のファッションビル、家電量販店、無数の飲食店が集結。買い物や外食に困ることはありません。ただし、都内でも特に家賃相場が高く、駅周辺は常に多くの人で賑わっているため、静かな環境を求める方には不向きかもしれません。

 

2位:渋谷(渋谷区)- トレンドと利便性が融合する街

若者文化の発信地として知られる渋谷ですが、交通のハブとしての機能も超一流。JR4路線に加え、東急東横線・田園都市線、京王井の頭線、東京メトロ3路線が乗り入れ、特に横浜方面や吉祥寺方面へのアクセスに強みを発揮します。

  • 交通アクセスのポイント:

    • JR: 山手線、埼京線、湘南新宿ライン、成田エクスプレス

    • 私鉄: 東急東横線、東急田園都市線、京王井の頭線

    • 地下鉄: 東京メトロ銀座線、半蔵門線、副都心線

    • 副都心線と東横線の相互直通運転により、埼玉から横浜まで乗り換えなしで移動可能です。

  • 街の魅力と注意点: 現在進行中の大規模再開発により、ヒカリエやスクランブルスクエアなど、大人も楽しめる商業施設が次々と誕生しています。IT企業が集積するオフィス街としての一面も持ちます。一方で、坂が多く、家賃も新宿に匹敵する高さであることがネックです。

3位:池袋(豊島区)- バランスの取れた巨大ターミナル

新宿、渋谷と並ぶ3大副都心の一つである池袋。JR、西武池袋線、東武東上線、東京メトロが乗り入れ、特に埼玉方面へのアクセスは抜群です。複数の路線が利用できるため、通勤ラッシュの混雑を避けやすいのも魅力です。

  • 交通アクセスのポイント:

    • JR: 山手線、埼京線、湘南新宿ライン

    • 私鉄: 西武池袋線、東武東上線

    • 地下鉄: 東京メトロ丸ノ内線、有楽町線、副都心線

    • 8路線が利用可能で、あらゆる方面へスムーズに移動できます。

  • 街の魅力と注意点: サンシャインシティや西武・東武百貨店といった大型商業施設があり、日常の買い物から休日のレジャーまで駅周辺で完結します。新宿や渋谷に比べると家賃相場がやや手頃なのも嬉しいポイント。近年はアニメやアートの街としても注目されています。

4位:東京(千代田区)- 日本のビジネスと交通の中心地

日本の表玄関である東京駅。新幹線全線が乗り入れるだけでなく、JR各線、東京メトロ丸ノ内線も利用でき、その利便性は計り知れません。特に、出張が多いビジネスパーソンにとっては最高のロケーションと言えるでしょう。

  • 交通アクセスのポイント:

    • 新幹線: 東海道・山陽・東北・上越・北陸・山形・秋田の全線が発着

    • JR: 山手線、京浜東北線、中央線、東海道線、横須賀・総武快速線、京葉線など

    • 地下鉄: 東京メトロ丸ノ内線(大手町駅まで含めるとさらに多数の路線が利用可能)

  • 街の魅力と注意点: 丸の内エリアには洗練された商業施設やオフィスビルが立ち並び、皇居の緑も近く、落ち着いた大人の雰囲気が漂います。ただし、居住用の物件は少なく、家賃は都内トップクラス。住むというよりは「利用する」駅としての側面が強いかもしれません。

5位:品川(港区)- 空と陸の玄関口を結ぶ未来のハブ

東海道新幹線の停車駅であり、羽田空港へ京急線で最速約11分という圧倒的なアクセス性を誇るのが品川駅です。都内主要駅へのアクセスも山手線で一本と、ビジネス・旅行の両面で高い利便性を発揮します。

  • 交通アクセスのポイント:

    • 新幹線: 東海道・山陽新幹線

    • JR: 山手線、京浜東北線、東海道線、横須賀線

    • 私鉄: 京浜急行本線

    • リニア中央新幹線の始発駅となる予定で、将来性は抜群です。

  • 街の魅力と注意点: 駅周辺はオフィスビルが林立するビジネス街ですが、アトレ品川などの商業施設や水族館、映画館もあり、生活利便性も高いです。港南口側は再開発が進み、タワーマンションも増えていますが、家賃相場は高めです。

 

3.ランキング外でも注目!交通利便性の高い「穴場」エリア

トップ5は家賃が高くて手が出ない…という方のために、利便性と家賃のバランスが良い注目の街を3つご紹介します。

  • 北千住(足立区): JR常磐線、東京メトロ千代田線・日比谷線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレスの5路線が利用可能。都心へのアクセスも良く、駅前の商業施設や昔ながらの商店街が共存する暮らしやすい街です。

  • 赤羽(北区): JR埼京線、京浜東北線、宇都宮・高崎線など5路線以上が利用でき、新宿・池袋・東京・上野へ乗り換えなしでアクセス可能。活気のある飲み屋街も有名で、庶民的な雰囲気が人気です。

  • 中野(中野区): JR中央・総武線と東京メトロ東西線が利用でき、新宿までわずか1駅(約5分)。駅周辺には「中野ブロードウェイ」や商店街があり、サブカルチャー好きにも人気のエリアです。

 

4.交通利便性を重視した街選びで失敗しないためのポイント

最後に、交通利便性を軸に街を選ぶ際の具体的なチェックポイントを解説します。

1. 乗り換え検索アプリを使い倒す

気になる街が見つかったら、Googleマップや乗換案内アプリで、平日の朝8時台に「勤務先(学校)→自宅最寄り駅」のルートを検索してみましょう。

  • 所要時間: ドアtoドアで何分かかるか?

  • 乗り換え回数: 乗り換えはストレスの元。0〜1回が理想です。

  • 混雑度: 路線ごとの混雑率も調べておくと安心です。

2. 主要駅だけでなく「自分の行動範囲」へのアクセスを確認する

通勤・通学だけでなく、よく遊びに行く街や実家へのアクセスも確認しておきましょう。休日の移動がスムーズだと、生活の満足度が格段に上がります。

3. 駅からの距離と道のりを歩いてみる

不動産情報サイトの「徒歩10分」は、信号や坂道を考慮していません。内見の際には必ず自分の足で歩いてみて、実際の時間や、夜道の明るさ、周辺の環境などを確認することが重要です。

まとめ:最適な街を見つけて、東京生活を豊かにしよう

今回は、東京の交通利便性が高い街をランキング形式でご紹介しました。

  • 1位:新宿: 全方位に最強のアクセス

  • 2位:渋谷: トレンドと利便性の両立

  • 3位:池袋: コスパとバランスの良さ

  • 4位:東京: ビジネスと新幹線の拠点

  • 5位:品川: 空港アクセスと将来性

交通の便が良い街に住むことは、毎日の通勤ストレスを軽減し、貴重な「時間」という資産を生み出してくれます。それは、あなたの生活をより豊かに、よりアクティブにしてくれるはずです。

もちろん、家賃や街の雰囲気など、考慮すべき点は他にもたくさんあります。このランキングを参考に、ぜひご自身のライフスタイルにぴったりの街を見つけ、充実した東京ライフをスタートさせてください。

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著者情報

宅地建物取引士 刈田 知彰

      (かりた ともあき)

ハイウィル株式会社では主に中古一戸建てや新築一戸建て住宅の仲介をさせて頂いております。刈田です。

私が不動産業界に飛び込んでから早18年が過ぎました。最初に入社した会社は新築マンション・新築戸建ての企画・開発・販売までを行う会社でした。そこで新築マンションや新築戸建てのノウハウを学び営業してきました。当時の私は何の考えもなしに、中古は「保証もないし」「リスクが高い」と中古住宅のデメリットのみを説明する営業ばかりをしてきました。あるとき自分の間違えを受け入れ、これからの日本は新築住宅が脚光を浴びるのではなく中古流通×性能向上リノベーションが日本の住宅市場のスタンダードになっていくと確信し、現在は大正八年創業のハイウィル株式会社で皆様の中古住宅の購入そして性能向上リノベーションをワンストップで行えるサービスの手助けをメインに物件のご紹介をさせて頂いております。とはいえ今はその狭間の時代となり、新築住宅も中古住宅どちらにも需要があり、マンションも含めて多角的な物件をご紹介させて頂いております。

特に新築戸建てから中古戸建てのことならなんでもご相談ください!

また、ハイウイル株式会社は築古戸建て住宅のリノベーションを得意としている会社になります。是非「増改築.com」もご覧ください。

著者情報 刈田知彰

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