2023.08.07
不動産ガイド
建築・リノベーション
環境
暮らしお役立ち
インフラ
補助制度
防音室
在宅勤務のための究極の住宅ガイド:テレワーク・リモートワーク対応住宅
更新日:2024年3月20日
新型コロナウイルスの影響でリモートワーク・テレワークは一般化されました。それに適応した住宅の需要が高まっています。自宅で働くための静かなスペースや高速インターネット接続、エルゴノミクスに基づいた家具などが重視される時代となりました。今回はリモートワーク・テレワーク対応住宅について詳しく解説していきたいと思います。
効率的な在宅勤務のためには、家の中に専用の作業スペースを設けることが重要です。これは、特定の部屋をオフィスとして使用することから、部屋の一部を作業スペースに区切ることまで、さまざまな形を想定する必要があります。作業スペースは静かで集中できる場所であることが理想的で、必要に応じてドアで閉じることができることが望ましいです。
在宅勤務を行う場合は、高品質のビデオ会議、クラウドベースの作業、大量のデータのアップロードやダウンロードなど、インターネットを利用する必要があります。これらの作業をスムーズに行うためには、高速で信頼性の高いインターネット接続が必須です。
長時間のスクリーンワークは目に負担をかけるため、適切な自然光や人工照明を利用することで視覚的な快適さと生産性を向上させることができます。そのため、継続して在宅勤務を行う場合は、適度な自然光を取り入れる間取りの計画や最適な照明の設置が必要不可欠となります。
長時間の作業に適した家具、特にデスクと椅子は重要です。適切な高さと姿勢を保つことができる家具は、長期的な身体的な問題を防ぐのに役立ちます。
テレワークにお薦め!『ハラチェアー』で長時間デスクワークの疲れを解消! - 戸建てフルリフォーム・フルリノベーションなら増改築.com® (zoukaichiku.com)
音響工学に基づく設計は、外部の騒音を遮断し、集中力を向上させるのに役立ちます。これには、防音材料や高品質の窓が含まれます。
音が伝わる部分に対して防音リフォームを行う
防音リフォームというと、上記でもお伝えした通り、壁に防音対策を行うことをイメージする方が多いのではないでしょうか。
しかし、壁のほかにも「窓」「床」「防音室」などの対策を行うことができます。
そのため、防音リフォームによって、どのような音を遮断したいのか、どの程度の音を遮断したいのか明確にしておくことが大切です。
例えば、幹線道路沿いで車の音が気になるようであれば、窓に対する防音リフォームをするだけで問題が解決するということも多く見受けられますし、日中子供が家リモートワーク・テレワークを行う部屋に対して防音対策をしたいのか、など行うリフォームが異なります。
つまり、問題に応じた防音対策を行わないと、それ以外に対して防音対策を行っても費用が無駄になるだけです。
リモートワーク・テレワークを行う部屋はどのような音が気になるのか、その対策だけまずは取り組めばいいでしょう。
どのような防音リフォームで防音効果があるのか明確にする
防音リフォームには
、上記でもお伝えした通り、さまざまな種類があります。また、防音対策として使用する素材にも、さまざまな素材があります。
中には、大がかりになる工事や、とても高額になる素材も存在します。
そのため、工事自体が無駄にならないように、防音リフォームの内容でどの程度の効果が実感できるのか、あらかじめ掴んでおくことが必要です。
取り組む防音リフォームによって、期待するほどの効果が出ないということであれば、さらに防音効果が高まるような工事が必要となります
そのため、防音リフォームを行うのであれば、まずどのような希望があるのか、リフォーム会社と綿密に打ち合わせを行ってみて、内容を決定する必要があります。
防音リフォームに取り組む際の重要な考慮事項
● 防音リフォームの内容により、費用に大きな差異が生じる可能性がある
● 賃貸物件での防音リフォームは、利用規約に違反する可能性がある
● 木造住宅のリフォームは費用が高くなる傾向にある
● リフォーム業者の中には不審な業者も存在する
防音リフォームを行う際には、いくつかの重要な点を考慮する必要があります。以下に、特に注意すべき4つのポイントを詳しく説明します。
防音リフォームの内容により、費用に大きな差異が生じる可能性がある
防音リフォームには多様な方法があり、それぞれの方法によって費用が大きく変動することがあります。特に、高度な防音効果を求める場合、工事の規模が大きくなったり、高価な素材が必要となることがあります。
したがって、求める防音効果を明確にすることが、無駄な出費を避けるための第一歩となります。
賃貸物件での防音リフォームは、利用規約に違反する可能性がある
賃貸物件で防音リフォームを行う際には、利用規約を遵守する必要があります。リフォームを許可なく行うと、原状回復を求められることもあります。
そのため、リフォームを進める前には、必ず貸主と相談し、利用規約を確認することが重要です。
木造住宅のリフォームは費用が高くなる傾向にある
木造住宅は、鉄筋住宅と比較して音が伝わりやすい構造をしているため、リフォーム費用が高くなる傾向にあります。特に、高度な防音を求める場合、費用はさらに高額になる可能性があります。
そのため、求める防音性能を明確にし、リモートワーク・テレワークに必要な箇所だけに防音対策を施すことが重要です。
リフォーム業者の中には不審な業者も存在する
防音リフォームの相場を理解しているにもかかわらず、相場よりもはるかに安い費用を提示する業者には注意が必要です。これは、低品質な素材を使用している可能性があるからです。逆に高い場合も同様で必要な防音対策に対しどのくらいの費用になるかが重要です、
そのため、値段だけで業者を選ばず、その業者が信頼できる実績を持っているか、また経験が豊富かどうかを確認することが重要です。
家族や他の住人がいる場合、作業スペースがある程度のプライバシーを提供することが重要です。これには、部屋にドアを設けるか、または作業スペースが他の居住スペースから視覚的に区切られるような設計が必要になります。
リモートワーク対応住宅・テレワークについての補助金について現在は下記の助成金が確認されました。
テレワーク促進助成金(令和5年度) | 東京しごと財団 雇用環境整備課 (shigotozaidan.or.jp)
その他サッシ等が絡む防音リフォームなら
重大ニュース!!! 最大245万円 省エネリフォーム支援強化補助金誕生!?|お役立ちコラム|東京中古一戸建てナビ (chukokodate.com)
リモートワーク・在宅ワーク・テレワーク・地方移住などは新しい仕事や暮らしの一つとして認知がコロナ禍を機に進みました。職種や業種、部署などによってまたは適正によってこのようなリモートワークを中心に生活を組み建てたい方は時代の流れに合わせて増えていると思います。また、作業時間が多いほどそれに適した設備や仕様に対応した方がパフォーマンスもサティスファクションも高くなると思います。その究極系がリモートワーク対応住宅になります。リモートワーク中の方やリモートワークをお考えの方はこのコラムを参考にご検討ください。
おすすめコラムはこちら
東京23区で中古木造戸建てのメリット・デメリットとは?|お役立ちコラム|東京中古一戸建てナビ (chukokodate.com)
地盤沈下について・中古住宅の購入時の注意点まとめ|お役立ちコラム|東京中古一戸建てナビ (chukokodate.com)
ローンが利用できる物件とそうでない物件を見極めよう。違反建築物と既存不適格|お役立ちコラム|東京中古一戸建てナビ (chukokodate.com)
著者情報
宅地建物取引士 刈田 知彰
(かりた ともあき)
ハイウィルでは主に不動産の仲介をさせて頂いております。刈田です。
私が不動産業界に飛び込んでから早16年が過ぎました。最初に入社した会社は新築マンション・新築戸建ての企画・開発・販売までを行う会社でした。そこで新築マンションや新築戸建てのノウハウを学び営業してきました。当時の私は何の考えもなしに、中古は「保証もないし」「リスクが高い」と中古のデメリットのみを説明する営業ばかりをしてきました。あるとき自分の間違えを受け入れ、これからの日本は新築が脚光を浴びるのではなく中古流通×性能向上リノベーションが日本の住宅市場のスタンダードになっていくと確信し、現在は中古流通×性能向上リノベーションをメインに物件のご紹介をさせて頂くようになりました。
新築戸建てから中古戸建てのことならなんでもご相談ください!