2026.04.04
不動産ガイド

中古住宅の水回り4点セットリフォーム|費用相場・工期・業者選びを徹底解説

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目次

1. 水回り4点セットリフォームとは?

水回り4点セットリフォームとは、キッチン・浴室(お風呂)・トイレ・洗面台の4箇所をまとめて交換・リフォームすることです。中古一戸建てを購入した際に最も多いリフォーム内容のひとつで、私のお客様でも約7割がこのセットリフォームを選ばれています。

不動産業界で16年のキャリアの中で、中古住宅の購入後リフォームを数多く見てきました。その経験から申し上げると、水回りは住まいの快適性を最も左右する部分です。築20年以上の物件では、水回り設備の経年劣化は避けられません。個別にリフォームするより、4点まとめてリフォームした方がコストも工期も抑えられます。

なぜ「4点セット」がお得なのか?

  • 工事の一括発注で業者の手配費・管理費が削減できる
  • 設備のセット割引でメーカー品を安く仕入れられる
  • 給排水工事をまとめて行えるので、配管工事の重複コストが不要
  • 工期の短縮:個別にやると計4〜6週間かかるところが、セットなら2〜3週間

水回りリフォームもまとめてご相談ください

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2. 水回り4点セットの費用相場

水回り4点セットの費用は、選ぶグレードによって大きく変わります

グレード別の費用目安(工事費込み)

  • エコノミー(スタンダードグレード):150万〜200万円。必要十分な機能を備えた標準品
  • スタンダード(ミドルグレード):200万〜300万円。機能・デザインともにバランスが良い
  • ハイグレード:300万〜500万円以上。最新機能・高級素材・デザインにこだわる方向け

私のお客様で最も多いのはスタンダードグレードの200万〜250万円前後です。個別にリフォームすると合計270万〜350万円かかるところが、セット価格で約2〜3割のコスト削減を実現しています。

3. 部位別の費用内訳と選び方

キッチン(60万〜150万円)

  • I型キッチン(壁付け):60万〜90万円。スペースを取らずコスパ最優先の方に
  • L型キッチン:80万〜120万円。作業スペースが広く使い勝手が良い
  • 対面式(ペニンシュラ型):100万〜150万円。リビングを見ながら料理できる人気タイプ

キッチンは食洗機の有無、コンロの種類(ガス/IH)、天板の素材(ステンレス/人造大理石)で価格が変動します。

浴室(70万〜130万円)

  • 在来工法→ユニットバス交換:80万〜130万円。古いタイル風呂からの交換はやや高め
  • ユニットバス→ユニットバス交換:70万〜100万円。既存のユニットバスの入替え

浴室乾燥機・追い焚き機能・断熱浴槽はほぼ必須の機能です。サイズは1216(1.25坪)か1616(1坪)が一般的です。

トイレ(15万〜40万円)

  • 組み合わせ便器:15万〜25万円。タンクと便器が別体。部品交換がしやすい
  • 一体型トイレ:20万〜30万円。タンクと便器が一体でスッキリしたデザイン
  • タンクレストイレ:25万〜40万円。コンパクトでデザイン性が高い。手洗い別途必要

洗面台(15万〜35万円)

  • 幅60cmタイプ:15万〜20万円。コンパクトで省スペース
  • 幅75cmタイプ:20万〜30万円。使い勝手の良いスタンダード
  • 幅90cm以上:25万〜35万円。収納たっぷりで朝の支度がラク

???? 施工現場からのアドバイス

水回り4点セットリフォームで最も重要なのは、「見えない部分」の工事品質です。設備のグレードよりも、給排水管の状態確認と必要に応じた交換が長持ちの秘訣です。

築25年以上の物件では、排水管の内部に汚れが蓄積して流れが悪くなっていることが多く、設備だけ新しくしても排水トラブルが続くケースがあります。私が現場で見てきた失敗例として、「キッチンだけ交換したが、排水管が古いままで1年後に詰まった。結局排水管も交換して二度手間になった」というケースがありました。

4点セットリフォームのタイミングで、給排水管も一緒に交換することを強くおすすめします。追加費用は20万〜40万円程度ですが、これで向こう30年は安心です。

4. 水回り4点セットの工期

  • キッチン交換:2〜4日
  • 浴室交換:3〜5日(在来工法からの変更は5〜7日)
  • トイレ交換:1日
  • 洗面台交換:1日
  • 4点セット合計:2〜3週間(工事の段取り・養生期間を含む)

セットリフォームの場合、水道工事を一度にまとめられるため、個別に行うより工期を1〜2週間短縮できます。入居前にリフォームを完了させるなら、引き渡しから入居まで3〜4週間を見ておくと安心です。

5. セットリフォームのメリット・デメリット

メリット

  • 個別リフォームより2〜3割のコスト削減
  • 工事の一括管理で工期短縮・品質安定
  • 設備の年式が揃うのでメンテナンス時期が揃う
  • 給排水管の一括点検・交換が可能

デメリット

  • 一度に大きな費用がかかる
  • セットプランでは選べる商品に制限がある場合がある
  • 全箇所同時施工のため、工事中の生活への影響が大きい(入居前推奨)

6. 業者選びの5つのポイント

  1. 複数社から見積もりを取る:最低3社以上。同じ条件で比較することが重要
  2. 「工事費込み」の総額で比較する:設備代だけ安くても工事費が高いケースに注意
  3. 施工実績と口コミを確認する:水回り4点セットの施工実績が豊富な業者を選ぶ
  4. アフターサービス・保証内容を確認する:工事保証は最低1年、できれば3〜5年の保証がある業者を
  5. 給排水管の状態確認を含む提案をしてくれるか:見えない部分まで提案してくれる業者は信頼できる

7. 補助金・減税制度の活用

水回りリフォームに使える主な補助金・減税制度を紹介します。

  • みらいエコ住宅2026事業:省エネ性能の高い設備(高断熱浴槽・節水型トイレなど)への交換で補助金が受けられる場合がある
  • リフォーム減税:一定の要件を満たすリフォームで、所得税の控除や固定資産税の減額が受けられる
  • 住宅ローン減税:リフォームローンを利用した場合、住宅ローン控除の対象になる場合がある

※補助金制度は年度ごとに内容が変わるため、最新情報を確認してください。

8. まとめ

  • 水回り4点セットはキッチン・浴室・トイレ・洗面台をまとめてリフォーム
  • 費用相場:150万〜300万円(グレードによる)。個別より2〜3割お得
  • 工期:2〜3週間。入居前の施工がおすすめ
  • 業者選び:3社以上の見積もり比較、給排水管まで提案してくれる業者を
  • 補助金:省エネ設備への交換で補助金が使える場合がある
刈田知彰

宅地建物取引士 刈田 知彰(かりた ともあき)

中古住宅売買の専門家。不動産業界16年のキャリアを持ち、新築マンション販売から中古戸建て・リノベーション専門へ転向。「買ってからがスタート」をモットーに、構造・耐震・断熱など建物の本質を見極めた住まい選びをサポートしています。

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