2023.06.14
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中古物件購入時の必要な手続きと準備
更新日:2024年3月14日
このコラムでは中古物件を購入する場合の注意点や手続きと準備すべき点について解説していきたいと思います。
購入代金や諸費用を支払うための資金を用意します。不動産取引では必要に応じて、銀行振込や現金での支払いを行うことが一般的です。予め必要な金額を計算し、十分な資金を確保しておきましょう。
確認すべき点
それぞのれ確認すべく点は以下の点です。
・予算の確認
中古物件の予算を確認し、購入に充てることができる金額を決めます。
・諸費用
中古物件の取得時に必要な諸費用の確認しましょう。本来支払う必要のない諸費用があるかも
・リフォーム費用
物件のメンテナンスや必要なリフォームの計画を立てます。特に中古物件の場合、耐震補強工事が必要ない場合や設備や構造の劣化や改善点が必要な可能性があります。内覧や立会い検査で把握した課題や修繕が必要な箇所を確認し、予算や優先順位を考慮しながら、修繕やリフォームの計画を立てます。
・税金の確認
物件の購入に伴う税金や手数料を計算し、支払いの準備をします。不動産取得税、印紙税、(登録免許税(登記費用)などがありますので、それぞれの金額を確認しましょう。固定資産税や登録免許税もお忘れなく。
・保険の確認
火災保険や地震保険については任意ですが、住宅ローンを利用する場合は、火災保険への加入が必要になります。耐震等級3の物件は火災保険が半額になります。
準備すべき点
上記の内容の準備をすすめておくことが必要になります。
大切なお金の準備
中古物件の予算を確認し、購入に充てることができる金額を決めます。
住宅ローンを利用する場合は事前審査から始まり、本申込、金銭消費貸借契約など準備を進めていく必要があります。
・諸費用
中古物件の取得時に必要な諸費用の準備を行いましょう。住宅ローンを使用する場合は審査が厳しくなりますので注意が必要です。
・リフォーム費用
請負会社にもよると思いますが、リフォームは着工、中間、最終と最低でも3多い場合は5回の支払いに分かれます。
・税金の確認
不動産取得税、印紙税、(登録免許税(登記費用)などの支払いの準備をする必要があります。購入後も固定資産税が必要になりますので、お忘れなく。
・保険の確認
住宅ローンを利用する場合は火災帆保険への加入が求められます。
続いて物件の調査面です。
・不動産のリサーチから始まり、物件の内覧・売買契約の準備・調査と査定を進めていきましょう。
不動産のリサーチ
希望するエリアや条件に合う中古物件を探します。不動産ポータルサイトや不動産会社のウェブサイト、地元の不動産仲介業者などを利用して情報を収集します。
物件の内覧
選んだ中古物件を実際に内覧します。内覧では、建物の状態や設備、周辺環境などを確認し、自分のニーズに合うかどうかを判断します。
売買契約の準備
物件を購入するための売買契約を準備します。不動産会社や弁護士に相談し、契約書の内容や条件を確認しましょう。
調査と査定
物件の状態や法的な制約、周辺環境などを調査し、査定を受けることも重要です。お得に購入できるのか、また将来性も検討する必要があります。専門家による建物の検査や土地の調査を行い、隠れた問題や修繕の必要性を確認します。
環境や近隣の確認
新しい物件の環境や近隣地域について、必要な情報を収集します。学校、公園、ショッピング施設、交通アクセスなど、生活に関わる要素を確認しておくと、快適な住環境を築くことができます。
各種手続きを解説します。・融資の手続き・登記手続き・引き渡しの調整・物件保険の手続きなど各手続きを進めていきましょう。また購入後のフォローもお忘れないようにしましょう。
融資の手続き
物件の購入に融資を利用する場合、金融機関との交渉や必要書類の提出など、融資の手続きを進めます。銀行との契約や必要な書類の提出、審査の過程を経て、ローンが承認されると購入資金の一部または全額を銀行から借り入れることができます。
登記手続き
物件の所有権移転手続きを行います。不動産の登記簿に新しい所有者として登記するため、不動産会社や司法書士の協力を得ながら登記手続きを進めます。登記手続きには登記申請書や必要な書類を提出し、登記費用も支払う必要があります。
引き渡しの調整
物件の引き渡し日程を調整します。売主との合意に基づき、引き渡し日や物件の鍵の受け渡し方法を決定します。また、引き渡し前に最終的な内覧や立会い検査を行い、物件の状態を確認します。
物件保険の手続き
物件を保険で保護するための火災保険に加入します。火災やその他の災害などのリスクに備え、適切な保険商品を選び、契約手続きを行います。保険料の支払いも忘れずに行いましょう。
継続的な保険の確認と更新
物件の購入後は火災保険を含む各種保険の更新や必要性の確認も定期的に行いましょう。団体信用生命保険や地震保険など、物件と自身の保険ニーズに合った適切な保険商品を選び、保険契約を継続的に管理してください。
公共料金や契約の移転
引き渡し後、物件の公共料金や各種契約(電気、ガス、水道、インターネットなど)を新しい所有者として移転させる必要があります。各事業者に連絡し、必要な手続きを行いましょう。
物件の引っ越し準備
引き渡しに合わせて、物件の引っ越し準備を行います。リフォームがある場合はリフォーム後になります。荷物の梱包や運搬手配、転送先の住所変更など、引っ越しに必要な手続きを進めましょう。また、必要な場合は引っ越し業者の手配や関連するサービス(荷解きや家具の組み立てなど)を検討します。
物件の保証やアフターケアの確認
中古物件の場合、売主や不動産会社から提供される保証やアフターケアについて確認しましょう。保証期間や内容、修理やトラブル時の対応方法などについて理解しておくことで、将来的な問題に対処する準備ができます。
住民票の移動や転居手続き
物件の引っ越し後は、住民票の移動や転居手続きを行います。転居先の市区町村役場に必要な書類を提出し、住民票の移動や登録変更を行いましょう。また、運転免許証や保険などの個人情報の変更手続きもお忘れなく。住所変更は登記とも関係しておりますので司法書士と相談するのが良いと思います。
新生活のスタート
最後に、新しい物件での新生活をスタートさせましょう。家具や家電の配置やイン
新生活のスタート最後に、新しい物件での新生活をスタートさせましょう。家具や家電の配置やインテリアのデザインを考え、自分らしい空間を作り上げます。また、近隣の人々との交流を深めるため、地域のイベントやコミュニティ活動に参加することもおすすめです。
ステップ1 会員登録
ステップ2 担当者からのご連絡 簡単なヒアリング
ステップ3 ハイウィルリノベーションを含めた概算費用のご提案 ステップ4 物件のご案内
ステップ5 詳しくヒアリング
ステップ6 ご購入申し込み(住宅ローン事前審査)
ステップ7 ご契約(住宅ローン本申込・リノベーションの打合せスタート)
ステップ8 決済
ステップ9 請負契約・リノベーションプラン確定
ステップ10 着工
ステップ11 基礎補強※【耐震等級3】
ステップ12 木部構造補強※【耐震等級3】
ステップ13 断熱改修※【断熱等級4以上】
ステップ14 造作工事
ステップ15 内装工事
ステップ16 建物完成 リノベーション代金建物決済
ステップ17 お引渡し(お引越し)
詳しくはこちらのコラムをご覧ください。
『東京中古一戸建てナビ』ワンストップサービスの流れ|お役立ちコラム|東京中古一戸建てナビ (chukokodate.com)
定期的なメンテナンスのスケジュール作成: 物件の良好な状態を維持するために、定期的なメンテナンスのスケジュールを作成しましょう。定期的な清掃や検査、必要な場合は修繕やリフォームを計画的に行うことで、物件の価値を保ち、快適な生活環境を維持することができます。
周辺地域の変化に注意する
周辺地域の変化にも注意を払いましょう。新たな開発やインフラ整備、法規制の変更などがある場合、物件の価値や生活環境に影響を及ぼす可能性があります。定期的な情報収集や地域の動向に敏感になることで、適切な判断や対応ができます。
不動産投資の場合の管理や収益化の計画
中古物件を投資目的で購入する場合、物件の管理や収益化の計画も重要です。テナントの募集や契約管理、家賃収入の管理などを行い、収益を最大化するための努力を行いましょう。必要に応じて、不動産投資の専門家やコンサルタントの助言を受けることも検討してください。
快適な生活を楽しむ
最後に、中古物件の購入手続きと準備が完了したら、新しい物件で快適な生活を楽しみましょう。新しい環境に慣れるために時間をかけ、近隣の人々との交流を深めて地域社会に溶け込んでいきましょう。
自分のスタイルや趣味に合わせて物件をカスタマイズし、居心地の良い空間を作り上げることも大切です。家族や友人を招いての集まりや、新しい趣味や活動を始めるなど、新たなチャレンジや楽しみを見つけてください。
また、物件のメンテナンスや修繕にも積極的に取り組んでください。定期的な清掃や点検、必要な修繕を怠らずに行うことで、物件の状態を良好に保ち、長く快適に暮らすことができます。資産価値も高められるので一石二鳥となります。
最後に、新たな物件での生活を大切にし、幸せな日々を過ごすことをお祈りしています。新しいチャプターに向けての準備が整いましたら、素晴らしい新生活をお楽しみください!
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著者情報
宅地建物取引士 刈田 知彰
(かりた ともあき)
ハイウィルでは主に不動産の仲介をさせて頂いております。刈田です。
私が不動産業界に飛び込んでから早16年が過ぎました。最初に入社した会社は新築マンション・新築戸建ての企画・開発・販売までを行う会社でした。そこで新築マンションや新築戸建てのノウハウを学び営業してきました。当時の私は何の考えもなしに、中古は「保証もないし」「リスクが高い」と中古のデメリットのみを説明する営業ばかりをしてきました。あるとき自分の間違えを受け入れ、これからの日本は新築が脚光を浴びるのではなく中古流通×性能向上リノベーションが日本の住宅市場のスタンダードになっていくと確信し、現在は中古流通×性能向上リノベーションをメインに物件のご紹介をさせて頂くようになりました。
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